目白のTAスタジオで音程のワークショップ。1時に到着して、西潟さんと母袋さんと練習。会場には、現代邦楽研究所関係の三味線プレイヤーが多く、20人位の入りか。肝心の楽器を弾く人(特にVln)が二人と少なく、厳密な意味ではワークショップにならない。まずは母袋さんとのデュオで三曲。「きらきら星」での純正律音程の実験。Vln二人だけでデュオの体験。八木澤さんのリコーダーとやった後、最前列の女性が「歌いたい」というので、「聖夜」で参加。なかなかよくハモっていて感心感心。山口さんといって、もともとポップス系で歌っていたという。それから西潟さんとのデュオ用の新曲披露。タンブールマシンの妖しげな音をバックに、ワンコードでVlnがほぼadlib風。単純だが呪術的な要素の多い曲で不思議な印象を与えたと思う。次に、三味線五人全員で同じ曲を演奏、そして「タンガキーコ」の三味線譜で、Vlnと同じようなフレーズができることを実験。また、ハーモニートレーナーで「ドミソ」の違い等を説明しつつ時間が迫り、最後は飛び入りで吉原佐知子さんの筝演奏。なんと池辺氏の曲だった。純正律とは関係ないが、なかなかいい演奏だった。終って、目白の駅前で山口さんも誘って飲み会。店を出るとばったり前田麻名さんと遭遇。世間は狭いもんだ。