朝CA-TVでモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第三を聴いた後、児玉さんにもらったベルチャ弦楽四重奏団ブラームス室内楽を聴く。弦楽四重奏第一番は好きな曲じゃないが演奏はいい。弦楽五重奏曲op111は初めて聴く曲だが意外と流麗で心地よい。その後、事務所と同じ町内(と言っても歩いて5~6分かかるけど)のハープショップの高田さんの所へでかける。高田さんがアイリッシュハープをミーントーンに調律してみたので聴いて欲しいとのこと。お嬢さんがハーピストで何曲か演奏してもらう。とても上品で典雅。シンプルな曲ほどひなびた感じがしてとても気持ち良い。メジャーの三和音はエコーが深くなっているような気がする。年明けに一度ヴァイオリンとの曲を作って演奏してみようとの話になる。また、ヤマハが作ったプロの調律師用のなんと、0.2セントの差が分かるチューニングメーターを見せてもらいびっくりする。一般用には市販しないというからズルーい。こんなもん秘かに作っていたんだ、ヤマハは。
夜は芝abcでの砂崎知子箏リサイタルへ。宮城道雄「水の変態」が面白く、特に中能島欣一の「新さらし」が素晴らしかった。とても情緒が安定していてどんな細かいフレーズでもテンポが安定している。16分音符の粒もそろっているので安心して聴ける。どちらかというと邦楽の人は細かい音符が乱れがちの中にあって砂崎さんの演奏はすばらしい。