朝聴いたCD,ディーリアスのアメリカンラプソディ、4回目。これはディーリアスが親に反抗してアメリカのフロリダへ行ったときの印象曲。アメリカ民謡がちりばめられて面白い。「天国への道」はもろ純正律風の美しい曲、このCDでは5回目。私は何度も眠る前にかけている曲だ。「春初めて郭公を聴いて」、17日に聴いたのとは別のCD。5回目。私はこの曲のCDを6枚持っているがすべて演奏時間が違う。このCDは一番短く5分台。長いのは7分半のものもあるけど、私はゆっくりしているほうが好きだ。
今日は現邦研の10周年記念コンサートの日。始まりは15:30。昼過ぎにフジTVだという女性から電話。著作権に詳しい人ということで電話している、明日の16時ころの生番組で電話出演してくれないかとのこと。内容はというと、例のホリエモン問題だという。即座に断った。フジの態度が大きく変化しているがここでは書かない。そのうち言いたい放題で問題にしよう。
芝abcの開始は15:30だが私が着いときには2曲が終っていた。聴いたのは池部晋一郎さんの曲、まあどうってこたない。次が鳥養潮さんの「UTA」。私が今まで聴いた現代邦楽の中では一番好きな曲だ。教会旋法とミニマルがうまく融合し、三味線のドローンが緊張感を持続する素晴らしい作品。休みのあとは、松尾祐孝さんの「新譜音悦多」1部2部はそこそこ面白いのに3部の終り方が疑問。浦田健次郎さんの「三つの無言歌」は擬古典的な曲。奥さんが有名な三味線奏者だけにツボを心得た曲だった。そして次は石垣清美さんの邦楽音心会の演奏による私の作曲「福島潟幻想曲」、さすがお亡くなりになった尺八の石垣征山先生を偲ぶかのようにひなだんにズラリと並んだ尺八は大変存在感があった。最後は今回のために書き下ろしたYUKI森本さんの新曲。悪い曲では無いんだけど、作曲するときの苦しさが分かってしまうためあまり楽しめなかった。
さて、私にとっては本来の目的のその後のパーティ、ここで、何と永六輔さんが来てくれた。永さんにはちょくちょく連絡を取り、ドクター六花の件を報告していたがこの場で私たちに会えると思ってきたとのこと。残念ながらドクター六花は来ていなかったが私の経過説明で納得してくれた様子。やがて始まったパーティでも最初のゲストとして面白い話をしゃべっていただいて感謝感激、有り難うございました。パーティではいろんな方と会えたが中でも印象に残ったのは洗足学園の万代さん。頭脳が柔らかそうなのが好感が持てる。私も今年、洗足ではお世話になるかもしれないということを抜きにして音楽家にはないセンスが光る人だ。
西潟さん、おめでとう、ありがとう。