明治6年の今日

明治6年の今日、明治政府はそれまでの英仏追従をやめ、弱小国生き残りを賭け、ビスマルク流の富国強兵、ドイツ文化の模倣に大転換。以後、法律、軍隊その他国家機関はおよばず、文学、美術、音楽まですべてがドイツ流になってしまった。音楽の場合その弊害がずっと尾を引き、日本人の音楽史はドイツ音楽史でしかない。で、面白くもない三大Bをあがめてしまってひれ伏する悪い癖が蔓延し、イタリアやフランスの面白くて美しい音楽を軽視する悪い風習を当たり前だと思っている。その辺のことは次号からのストリング誌の「革命的音楽論」の柱となっている。乞うご期待。