桐朋短大で講師

桐朋の講座、12時40分開始になんとか5分前に着く。私をゲストに呼んでくれている上尾教授と久しぶりに会い、いきなり「玉木さん、最近有名ですね」と先制パンチ。彼がまともにほめるわけないから用心していると案の定「うちの生徒は若くてピチピチしていますから」ときつい一発。要するに最近の玉木は老人関係で有名になっているということへの皮肉だった。純正律認知症の人達に効果があるのは事実としても、上尾教授自身、音楽史の立場から、純正律の良さをみんなに知ってもらうことは彼なりに良いことだと思って私と付き合って下さるのだけど、最近私の回りが老人関係ばかりになっていることについて、上尾さんとしても、純正律イコール老人医療ということには抵抗があるようで、それは良く分るし、私としても痛し痒し。さて教室に行ってみると、60名近くの殆どが女性。しかも演劇系だからとても活発。例によっておしゃべりヴァイオリンから器械による純正律の聞き分け、そして私の自作自演とやって、結構盛り上がった。1時間半があっという間に過ぎ、私の演奏が終わって上尾さんが総括の言葉を始めた時、すでに次の授業のために教室の外でワンサカと学生が並んでいて、迷惑をかけてしまった。終わって部屋に戻ると、学生さん達が私への質問をかかえて待っている。一緒に私のホームページをみながらワーイワーイ。おもしろかった。