ガムランコンサート

今日は休日だけど、洗足学園内前田ホールにおける「アジア音楽の愉しみ」と題する、日本音楽とガムラン音楽のコンサートに出かけた。私の曲をやるだけでなく、ガムランの踊りと実演がおもしろそうだと思ったからだ。いいホールなんだけど、入りは半分くらいか。3時に始まり、冒頭は私の曲「デルフォイの風」。少しガムラン的なところもあるので選曲されたが、元は三絃、筝、十七絃一人ずつだったのが、今日は筝4人、十七絃3人、三絃4人と豪華。メンバーが多くなるとアンサンブルは難しくなると思うけど、結構サマになっていた。2曲目は山口さんの独奏による尺八古典の曲。山口さんが意外と修行僧の雰囲気があってよかったが、所詮曲は単調。三曲目は上方舞「ゆき」。地唄舞でバックが三絃、筝、胡弓。司会の森重さんが胡弓を奏く。音が小さい。ここで休みとなり、2部はガムラン大会。1曲目はペロッグ音階の演奏だけ。金属の響きが良い。2曲目はペロッグ音階で踊りと唄、ペロッグはどちらかといえば沖縄音階風。また胡弓に似た楽器も入っている。3曲目はスレンドロ音階の男声、女声かけ合いの唄。これは日本の陽音階に似ている。最後はペロッグの「ガンビョン」。宮廷の踊り。所作はどことなく日本の舞と似ていなくもない。全体的にはまあおもしろかったけど、ガムランの激しいポリリズムがなく、少し残念だった。