青春18・2日目

今日こそと思い、カースの「管弦楽及び管弦楽法の歴史的研究」を鞄の中に入れ、朝7:50上野発、高崎9:39到着。関東では乗っていない吾妻線に乗るため。JR近郊線は高崎、宇都宮、湘南、みんなベンチシートの通勤線になってしまい、弁当食えない、ビール飲めない、全く風情なし。大嫌いだけど本は読める。高崎で「だるま弁当」を買い、10:42発、吾妻線大前行きに乗る。草津温泉へ行くコースだが、今日はお盆開けで大変すいている。山の中なのに「金島」「祖母島」「岩島」なんて島の付く駅が三つもある。乗りあわせた60代のおばさんの世間話にはついていけないね。気分が悪くなるが、途中で降りてくれて助かった。大抵の電車は終点の一つ手前の万座・鹿沢口までしか行かないが、この電車は滅多に行かない次の終点大前折り返し。私と同様の人が10人くらいいたが、みんな全く何もない「大前」駅で手持ちぶさた。20分して折り返し。万座・鹿沢口で降りて、バスで1時間半近くかけて軽井沢へ。もう紅葉の始まった木もある。途中「鬼押出し」を通る。昔この辺りでゴルフをやったら、やたらダフって黒い砂ばかり叩いたのを思い出す。38くらいの頃、NHKの教育TVの人達と回ったんだった。軽井沢は72(セブントゥ〉のコースを2回、90になってから1回と回っている。今は全くゴルフはやらないので来なくなって久しい。別に町に興味もないので、50分ほど待って横川行きのバスに乗ったが、天気が悪く全くの霧の中で何も見えないまま横川に着き、釜飯を買って旧信越本線で高崎へ。昔の立派な複線を持て余し、下りホームを閉鎖している所もあり、その内、御殿場線のようになってしまうんだろうなぁ。高崎で国府津行きに乗り換えたが、熊谷付近でまた落雷のため、40分くらい遅れる。今回は新幹線には乗らず、ひたすらカースの本を読むが、大正14年の本につき、大変読みにくく、普通の倍以上時間がかかる。渋谷へ着いたらまた急な雨。どうも天気に恵まれないなぁ。