朝のCD

Foulds Dynamic Triptych,op88、2回目。これはピアノ協奏曲なんだけど、mode,colour,rhythmの3部作になっている。2楽章の弦の微分音的グリッサンドが面白い。
モーツァルト、ピアノ協奏曲No21。バレンボイムで2回目。

TVの崖っぷち犬さわぎは最悪だ。あんな野良犬のために金をいくら使ったんだろう。基本的に助けてやるのはイイとしても、じゃあ、いじめられっ子をなぜ救わないんだよ。今日もまた自殺じゃないか。猪瀬直樹氏じゃないけど、いま未成年の数より犬の方が多いそうだ。みんなおかしくないか。

午後、原稿に集中力が出ない。休日なのにという無意識が当てもなく乃木坂から地下鉄に乗ることに。どこへ行くか決めていなかったがやっぱり新御茶ノ水で降りて秋葉原の石丸のCD売り場へ。今日は全く買うつもりはなかったのにフンガロンレーベル、現品限りのセールにつられ、餌箱を見ると、なんと、フーバイのヴァイオリン協奏曲全4曲のCDがあった。こんなもの見てしまうと.猿にバナナ。もう止まらない。しかも、高校時代からないかないかと事あるごとに探し回っていたブルッフの「美しいエレン」が一枚だけあったりしてもう見境がなくなり、また6枚も買ってしまった。あーあ。

帰って早速ブルッフの「美しいエレン」を聴く。この曲は高校のとき次の合唱でやるかも知れないといわれ、ふと見た楽譜のある個所のメロディが頭に焼き付き、すぐに楽譜は回収され、結局それきりなんだけど、せめて一回は聴きたい曲としてずっと飢餓感がつのって50年近く。事あるごとに思い出したそのメロディに頭の中で付けた伴奏までが頭の中をぐるぐる回りしていた。だいたいブルッフはヴァイオリン協奏曲だけが有名で他の曲が知られていないのでよけい知りたいという飢餓感がついに満たされるときが来たのだ。聴いてみてぶっとぶほど驚いた。実はそのメロディは曲の重要テーマで、私が自分で膨らました伴奏とほとんど同じだった。オケのおかずまで同じなのだ。断じていうが高校の時見たのはソプラノのメロディだけで、ピアノ譜なんか全く見ていないのだ。買ったCDのカップリング曲、スウェーデン舞曲、セレナーデは良くないが、「美しいエレン」は三回も聴いてしまった。
フックスとキールのピアノ協奏曲、典型的な中期ロマン派のB級曲。