グローヴの音楽辞典

Web上でグローヴの音楽辞典が見れるということを知り、連絡すると営業の人が午後来てくれた。私は昔から(中学の時)グローヴの音楽辞典に憧れ、東京へのレッスンが終わるとすぐ銀座のヤマハへ飛んでゆき、いろんな作曲家の作品表を盗み書きしたものだった。大学時代、オケのアルバイト料を貯めて買った1950年代(今の一世代前)の物が20万円くらいでそれは今も愛用している。しかし、何せ古くなったのと詳しさにかけては今の方が圧倒的に充実しているので、図書館では随分お世話になっている。そんな折り、何とグローヴの日本語訳が出たことを知り、資料を見ると50万以上する。思い切って買えないこともないが、22巻を置く場所も考えると思案中になんとなく忘れていた。しかし、いろんな人と知りあい、例えば出版芸術社の社長、原田さんはその日本語訳に講談社時代深く関わっていたということだし、最近純正律音楽研究会の対談でいらしてくれた大崎教授はその訳のグループの一人だったということでまた関心が甦り、今日に至ったのだ。来てくれた人に話を聞くと、御自身の会社は小学館系なんだけど講談社のグローヴを扱っているという。まさにネット時代の呉越同舟の典型だ。所でNET購読料は1年間24万円と高いが、4月スタートなのでそれまでの間は月割り計算ということなので、とりあえずは入会して様子を見ることにした。夕方にはパスワード登録完了し、夜一杯、酒も忘れて検索しっぱなし。ここまでNETに没頭すると疲れるし、眼の手術を受けたばかりなのにディスプレで眼を酷使していることに気付き止めたのが12時。あーあ。