青春18

なんだか体も頭もモコモコしているので気分転換に青春18を調べると、とっくの昔に発売されている。「チーム・バチスタの栄光」片手に、乃木坂からそのまま乗っていると、いつどこで買えばいいのか分らなくなるので北千住で降りて18切符を買う。今日は関東近郊ではただ一つ乗っていない関東鉄道竜ケ崎線と、もうすぐ廃止が噂の鹿島鉄道に乗るつもりだ。快速で佐貫に着くと連絡が悪く30分待たされた。竜ケ崎までは4キロあまり、途中に一駅あるだけの単調な線路。でも利用客は結構あるようだ。佐貫に戻り、石岡で「かしてつ」に乗り換え。今日は2回目だ。改札で「鉾田」というと、「そのまま戻ってきますか」と、人の心を見透かしたような返答に「鉾田から新鉾田は遠いですか」と訊くと「歩いて20分くらい」とのこと。かなりくたびれた気動車は半分くらいがカメラ持参客、良く考えれば見慣れない客には往復の多分一日乗車券を勧めるつもりじゃなかったんだろうかと反省しても後の祭り。いろんな駅に「がんばれカシテツ」の幟がはためいている。「桃浦」の手前から車窓右手に霞ヶ浦の湖面と並走する。でもあまりメリハリのない単調な路線だ。持参した本が良く読める。
鉾田から新鉾田までタクシーで着いて水戸行きを見ると1時間近く待つことになるが、5分後に鹿島神宮行きが来るのでそれに乗ることに。終点の鹿島神宮で普通の成田行きに乗り換えるが、車窓は単調で面白くなくおかげで本が全部読めた。推理小説というより心理小説。筋書きよりキャラが面白く、多分印象に残る本だろう。成田で横須賀線直通快速に乗り。錦糸町で各停に乗り換え浅草橋で降りて、前に良く行った薬膳中華で一杯。安くてうまいいい店だ。
寝る前にリースの交響曲をもう一度聴く。聴きやすいいい曲だ。