買ったCD

競馬の雑誌を買いに行ったついでに覗いたタワレコNAXOSの新譜があり、何と安部幸明の交響曲No1,サックスと弦の嬉遊曲。シンフォニエッタカップリングのものがあった。そしてタバコフの2台Flの協奏曲、ピアノ協奏曲があり、これも購入。帰って早速聴く。生前の安部さんはなんとなく私に親近感を覚えていてくれていたらしく、作曲家協議会の集まりの後なんか、みんなといるのはなんとなくいやだから一緒に帰ろうと誘ってくれた。安部さんがヴァイオリンとチェロから作曲家になったせいで、私と話が合ったのかも知れない。そのうち私が純正律をやっていることを知り、自分が若いころ田中正平氏の門を叩いて純正律の研究をしていたという手紙をいただいた。末尾には自分のかなわなかった研究で花開いて欲しい、との言葉があった。その安部さん、去年の暮れに他界されていた。合掌。
で、曲だがすべて活発で、私の好きな傾向だ。ブラッヒャーがショスタコ風になったような感じがする。何度も楽しめそうだ。
タバコフがまたとても私の作風と似ている様な気がする。同じフレーズの繰り返しは私よりしつこいが、フレーズが「ピンダロスの涙」(17弦と三味線用の私の曲)と基本的に同じ傾向だ。こんなに似ていていいのかなあ。安部さんの交響曲、2回聴き、タバコフのFl Conの2楽章、3回も聴いてしまった。