眉村卓「いいかげんワールド」

今日は全くヒマで電話が一本しかかかってこない。そこで午後フレンズへ行き、眉村卓の最新作SF「いいかげんワールド」を読み終えた。440ページもの大作だが、決して読みにくくはない。全編すべて老人の脱力系。眉村卓はサラリーマンSFとして有名だが、私は「EXPO'87」と「準B級市民」しか読んでいなかった。なぜこの本を読むことになったのか。それは今回私が新しい本でお世話になっている出版芸術社の社長から頂いたからで、社長の原田さんは日本のSF育ての親。もちろん眉村さんとも親しいのだ。感激はないけど、ホンワカ脱力感が快い。