アート・オブ・ヴァイオリン

先日岩本さんに頂いたDVDの<アート・オブ・ヴァイオリン>を観た。ヴァイオリンに関心のある方、必見の作品。冒頭のメンコンをオイストラフ、スターン、フェラス、クライスラーミルシテインメニューイングリュミオーハイフェッツ、エルマンの演奏を2分くらいずつ編集でつなぎあわせている。もちろんノイズリダクションはしているし、ピッチも微調整しているので決して不自然ではない。
私はヴァイオリン・ウェブに「現代のヴァイオリニストは退化している」と書いたら相当反論されたが、このDVDを観ても確認できる。私はやっぱりハイフェッツ命だなあ。
この作品のコメントをするパールマンを私は嫌いなのでそれがちょいいやだ。何故パールマンが嫌いなのかというと、シンディングの組曲3楽章でペータース版のミスプリで音が1音違うまま録音しているオオバカ物だからだ。スコアの読み方も知らないで最近は指揮までしている。またコメントの中でパガニーニを絶賛し、ヴァイオリンの奏法を完成させた等と言っているが、そんな考え(機能和声ゴリゴリ)だとバルトーク以後のモードスケールの曲は弾けない。
しかし、必見だよ。