前代未聞の間違いCD

チェレプニン親子の室内楽のCDに信じられないミスを発見。VISTA VERAというモスクワのレーベル。ソ連時代にも何枚かひどいLPにはあっているが、これほどのことはない。1トラックめはニコライのLyrikal Poem,これは大した曲でもないが、間違いはない。しかし次のアレクサンドルのヴァイオリンソナタでのけぞってしまった。ピアノが全くなく、延々とヴァイオリンとチェロだけなのだ。7から11まではヴァイオリンとチェロのDuoとなっており、ここが全く入れ替わっている。Vln Sonataは3楽章なのに、延々と5までDuoが続き、しかも演奏時間はトラックごとに合っているという頭大混乱状態。Vln Sonataになるまで、グルジアラプソディーが挟まれているから、混乱は底抜け状態。これは大珍品だから返品せずとっておこう。
エルガーとV-ウィリアムスの弦楽合奏集。演奏がネチョネチョしていてがっかり。スタホフスキのSapphic Odes。1936年生まれでペンデレッキの弟子というので少し構えたがサウンドは武満風で中身は大したことはない。シマノフスキのヴァイオリン協奏曲、No1.2。No1は協奏曲風ではなく、交響詩に延々とヴァイオリンソロがあるような感じでとてもユニーク。