朝聴いたCD

ハンス・ロット(1858~1884,独)のSym No1,Prelude,ジュリアス・シーザー。私はロットは知らなかったけど、とても変わった作風だ。メロディが殆どなく、リズム感も希薄。残るハーモニーだけでなりたっているのに、後期ロマン派の転調過多はなく、ひたすら「響き」重視で、オーケストラもよくハモっており、純正律的に興味深い作品だ。22歳の時、助言を求めてブラームスを訪ねたがヴォルフと同様に断られ、その一月後に発狂している。ヴォルフも後年、発狂しており、ブラームスも罪作りな人だ。