音友の編曲

10月には渡すと言っていた編曲、全く手つかずなので、年内にはメドを立てようと選曲表を睨む。ショパンの「子守歌」。メロディはいいんだけど、展開が非常にピアニスティックなのでハタと立ち止まる。リャプーノフがオーケストラでいい編曲をしていたのを思い出し、交響詩「ゼラゾア・ウォラ」のCDを引っ張り出して聴く。7回目。リャプーノフが1910年、ショパン生誕100年記念に書いた曲で「ゼラゾア・ウォラ」はショパンの生地だ。交響詩の中間部が「子守歌」の編曲。とても繊細でオーケストレーションもすばらしい。仕事も忘れて聞き惚れてしまう。ピアノに捕らわれなければいいのだ、と気がつき、次にノクターン変ロ短調の楽譜を見ると昔、編曲したことがあるのにどう料理したか全く忘れているので、昔、弦楽四重奏を中心に8人編成のCDを聞き直す。ウンなかなかちゃんと仕事してるぞ、というわけで、ヴァイオリンとピアノ用の編曲を始める。