夜聴いたCD

デンオンの良く知っているスタッフの制作なので買った武満徹作品集。「弦楽のためのレクィエム」。これは面白くはないけど、シリアスさが伝わってきて好感がもてる。「ノヴェンバーステップス」。最悪。尺八と琵琶の古典の手に頼りきった商売上手さが頭に来る。こんな感想を持つのは自分も作曲家だからなんだろうなあ。「遠い呼び声の彼方へ」これもワンパターンの最悪。何が「フィネガンズウェイク」だ。ジェームズ・ジョイスによりかかって芸術風を装うペテン師そのもの。武満徹のいい曲は調性のあるものに限る。特に「系図」なんか好きだなあ。