音友の編曲

10月中には渡すと言っていた音友のヴァイオリンとピアノ用の編曲、全く手つかずなので、年末までにはメドを立てようと思い、選曲表を眺める。ショパンの「子守歌」。メロディはいいのだけど、展開がいかにもピニスティックでハタと立ち止まってしまった。リャプーノフがいい編曲をしていたのを思い出し、交響詩「ゼラゾア・ウォラ」のCDを引っ張り出して聴いてみる。交響詩「ゼラゾア・ウォラ」はショパン生誕100年記念に書かれた曲で、「ゼラゾア・ウォラ」はショパンの生地である。「子守歌」のメロディは交響詩の中間部で、とてもいい編曲だ。オーケストレーションも繊細で美しい。仕事のことも忘れて聞き惚れてしまった。次にノクターン変ロ短調。譜面を見ていると意外にややこしいことがわかり、大分前に弦楽四重奏を中心に8人編成で編曲、演奏しているCDがあるので聴いてみると、結構いい仕事をしている。それを参考にヴァイオリンとピアノ用の編曲を始める。