聴いたCD

ショスタコの15番交響曲。病の床の中でも書き方は疲れていない。素晴らしいものだ。1楽章ではロッシーニの「ウィリアム・テル序曲」のトランペットの部分が遺言のように挿入される。息子のマキシムによると、父は昔からウィリアム・テルの影響を受けているとのこと。最後の先祖帰りだな。
ツウィリチの。2回目。ネクサスの打楽器が素晴らしい。
ティシチェンコのヴァイオリン、ピアノと弦オケの協奏曲。ショスタコの一番弟子と言われている作曲家だが、なんだかなぁ。しかし、同じ盤のカップリング、ダンテ交響曲「地獄編」は凄い。ショスタコ的リズムに乗って重厚なオーケストラが40分間休みもなく吠えまくる。
オーケストレーションが気になって自作「華の宴」を聴いてみたが、とても気恥ずかしくて集中できない。