読んだ本

石井宏「誰がヴァイオリンを殺したか」。私は根拠薄弱の石井氏の毒舌は好きじゃないが、古楽ヴァイオリンのマンゼを無茶苦茶誉めている。そしてマンゼの考え方も引用しているが、私がしつこくストリング誌に連載している主張と同じなので驚いた。いわく、作曲家のなりすましにならないと演奏出来ない曲が多いというのだ。私は常々作品を自分のものにするためには、その曲を自分が作曲したと考えられるようにならないとダメだ、と言っている。
マンゼの「悪魔のトリル」のCDを買うため、渋谷ヘ出る。