ハープ2台の新曲録音

tamakihiroki2008-07-09

今日はいよいよ新CD後半の録音日だ。前半は去年の10月三宅さんのハープと録音した5曲で、それが組曲源氏物語」第一で、今日は「源氏物語」第二として4曲、そして「源氏物語」とは無関係に「チャルダーシュ幻想」だ。
ここんとこ調子の悪いのは病気のせいだが、この新曲の録音が物凄いプレッシャーになっていて、朝の目覚めもきつかった。録音は11:30から始まり順調に進行。曲名も芸術新潮の「源氏物語」特集を参考に「匂宮」「明石」「花宴」「幻」と決定。「チャルダーシュ幻想」は私のヴァイオリンがうまくいかず手こずったが、16時過ぎには終了。三宅さん、高木さん、高田さん。お疲れさまでした。
事務所でスタッフと乾杯しながら話したが、みんなと私の中にかなりの認識のずれがあり、それをわかってもらうのに一苦労。私は愕然としたのだが、みんなは玉木宏樹のアルバムだと思い込んでいる。事実は全く違う。私のアルバムだったらこんな七めんどくさいミーントーンハープなんか絶対やらんぞ! ELPの向こう張って超プログレでもやるわ。ジャケットデザインで私の名前しかないからこれはいやだといったら、玉木さんは有名じゃないからこれでいいというアホゲなことを言うやつまでいて私は心底シラケたね。有名じゃない私が自分の名前を全面に出してアルバムを作るんなら、絶対にこんなしんどいことはやらん! 第一自分のために活動してなんかいない。いつでも純正律系のために身を粉にしているわけで、今回の主役はミーントーンハープであり、ハーピストだ。ハーピスト二人も主役という意識がなく、なんだか他人事みたいなのもひょっとしたら、玉木の伴奏だと思ってるんじゃないか。みんな純正律に対する意識が低すぎる。猛省を促したい。でもいろんな協力には感謝致しております。