聴いたCD

Varese(1883~1965)Dance for Burges Tuning Up Hyperprism Un grand Sommeil noir Density 21.5,Solo Fl  Ionisation。この中ではTuning Upが際立って変な曲だ。オーボエのAの音に始まるオーケストラのチューニング風景の模写で、チューニングだけではなく、各楽器の手慣らしと言うか、無駄弾き(前弾き)がかなりリアルに描写されており、オーケストラ経験者なら笑い転げること請け合い。このうるさい前弾きはオーケストラの悪習で、17世紀のオーケストラ規則でも禁止されている。ヴァレーズがサイレンを好み、変な曲を書いていたのは知っていたけどこんな変な曲の存在は知らなかった。