読んだ本

ジョヴァンニ・マリア・パーラの「ダヴィンチ 秘密の楽譜」。「最後の晩餐」の絵には秘密の楽譜と言葉が秘められているとの説に立ち、それを解いていくというかなり強引な内容。ルネサンス時代の音楽史を基に類推していくのだけど、この前提に対する著者の認識が甘すぎる。しかも付録のCDの音が出ない。
昔「それでも月に何かいる」というインチキ本があったが、無茶苦茶にぼやけた写真を基にこれがブルドーザー、これが地下への入り口などと無茶苦茶な妄想を羅列している。後にレオナードという著者はインチキ本だったと告白しているが、似たような類いだろう。