大ショック

夕方事務所へ帰ると、とんでもないことが起こっていた。なんと殆ど隣のサンクスとスーパー山長と焼き肉屋が破産で昨日突然廃業。山長といえば、明治時代からの大地主で、この辺の庄屋みたいなもの。古いスーパーを新しくしたとき、サンクスと小さい山長と焼き肉屋を開業した。結構はやっていたからこの三軒だけなら倒産するはずがなく、噂によると、銀座と六本木に進出した新規事業が失敗して、10億の負債を作ったということだ。事務所からは30秒とかからない近さだから、事務所で仕事をしているときは気分転換に一日最低5,6回は行っていた。おでんはじめ食い物がうまくないなあとは思っていても、なくなってみると両手両足もがれたようなショックだ。新聞や週刊誌はよく立ち読みしていたし、山長の中には100円ショップもあり、雑貨がないとすぐに駆けつけたが、そして、酒のつまみもしょっちゅう買っていたがこれからはどうなるんだろう。不思議なのは山長の店長(社長の弟)もサンクスも昨日の朝までは何事もなく明るい顔をしていたことだ。ましてや大勢いたアルバイトたちも全く普通だったからみんな突然のことだったんだろうなあ。恐らく社長が具合の悪いのをヒタ隠しにしていたのじゃないだろうか。昨日の朝、ATMを使ったときもサンクスの奥さんから「おはようございます」と元気に挨拶されたのに......。アルバイトの何人かとは競馬で仲良くなっていたのに.....。
これからは西麻布交差点のローソンまで行かねばならない。結局「コンビニ」がこんなに便利なものだったということを思い知らされた訳だ。アーア、不況の波が押し寄せてくるなあ。