青木さん

夕方、ストリング誌の青木編集長と向後さんが来られて移動ドと固定ドのインタビューを受ける。話せば話すほど問題点が多すぎることに気がつき、暗い気分になってしまう。
私の直純時代の同僚だった「全員集合」の作曲家たかしまさんは移動ドで歌い、作曲するというのがその時の私には理解できなかったが、今ではよく分かる。転調すると自然に次の調のドレミになると彼は言う。私も経年変化で基準音が下がってしまい、絶対音感的固定ドがめんどくさくなってきたので移動ドの良さが分かってきたのだ。
話の内容は今後のストリング誌を期待してもらうとして、青木さんから昭和54年の「音楽芸術」誌上の移動ドと固定ド論争の資料をもらった。読まねば。