古賀書店

神楽坂通りにある広島お好み焼きを食べて高橋さんと別れ、私は神保町の古賀書店へ出かけた。新しい本を書くのにどうしても必要な2冊を探すためだ。一つはアタリの名著「音楽・貨幣・雑音」で、これは何度も読んだんだけどいざ探すとどこへ行ったか分からない。もう一冊はロートの「芸術としての音楽・商品としての音楽」。これはウニフェルザルの副社長だった人の著書でボロディンの「イーゴリ公」はR・コルサコフグラズノフの作だったという衝撃情報が書いてある。昔中央図書館で読んだが、どうしても手に入れたくて古賀書店の書棚を見たがわからないので、店の人に訊くと、驚いたことに2冊とも在庫していた。いやいや、古賀書店侮るなかれの実力だ。