洗足で録音

今日は洗足音大の、邦楽デジタルライブラリー用の録音の日。三味線は芸大卒で洗足院生の中香里さん、曲は私が2003年、西潟昭子さんのために書いた、ヴァイオリンと三絃のための「タンゴ・アキコ」。
録音だけではなく、映像も撮るということで、革靴に履き替えて4時に到着。それほど難しい曲ではないけど、映像と一緒だと編集は出来ないので、全部通しでやらなければならず、今日はやたらとヴァイオリンの音がひっくりかえるので参った。
中さんは実に達者だ。後で山口さんに聞いたけど、なんでも殆ど即座に暗譜出来るそうだ。子供のときから三味線をやっていて、また別にピアノもやっていたそうで、五線譜には滅法強く、立て譜にはしないそうだし、何本調子とかいうことにもあまり気を使わないそうだ。
彼女はスタジオ録音は生まれて初めてだと言っていたが、どうしてどうして、動ずることなくやりとげた。将来が面白い存在になりそうだ。そうそう来年、神奈川フィルかな、三枝氏の三味線協奏曲をやるそうだ。