新曲初演、佐知子さん初リサイタル

今日は私が書いた、お箏独奏曲「オンディーヌの眼覚め」の初演の日。上野の奏楽堂にて,吉原佐知子さんの初リサイタルのトリの曲。
12:30分頃、奏楽堂到着。天気がよくなって良かった。
リハーサル終わり表へ出ると急に寒くなって来たが、早出のお客さんがもう並んでいる。
三時少し過ぎに始まったが全く空席がなく、良く入ったもんだ。
最初は沢井さんの曲。曲はまあまあだけど、演奏は良かったと思う。次は佐知子さんの芸大の先生との二重奏で宮城道雄の「水の変態」。演奏はいいけど、曲は随分古くさく聞こえてしまうなぁ。次の池辺晋一郎「凍る」リハでも聴いてるし、今のうちにトイレへ。
佐知子さんは全般水色の和服だが後半は赤い和服。男は舞台衣装なんてあまり関係ないが、女性の場合、半分くらいの比重がありそう。
20分の休みの後、木村さん(実は最近結婚して,私と同じ玉木さんになった)ゲストで「新さらし」。
かなり長いし、体力も使いそうで最後の私の曲、どうかなとも一瞬思ったけど、なかなかいい演奏だった。私は舞台に呼ばれご挨拶。そしてアンコール曲として私が加わり「春の海」で無事終わった。何人もの方から「綺麗な曲ですね」と言われ、ホッとした。
リサイタル自体は成功だったと思う。
6時からの打ち上げで私の隣に座った女性も私の曲とは全く知らずに一番印象に残った曲は?と訊かれて「最後の曲」と答え、隣の人がその作曲家だと言われ、びっくりしていた。
私が最近影響を受けている作曲家はトルコ系米人インス、ラトビアペレーツィスで、どちらかと言うとミニマル的。これからのポストモダン教会旋法ギリシャ旋法、日本旋法のミニマル的展開だと思いますがみなさん如何お考えでしょうか。