今日は目の手術の日。朝CATVをかけると、チャイコフスキー交響曲1番「冬の日の幻想」をなんとスイス・ロマンドがやっている。この曲は特に2楽章がとても好きだ。以前たった11人の小オーケストラで編曲したことがある。昼前に眼科に着き、手術室に入ったらかかっている音楽がヘンデルやバッハばかりで、かえって落ち着かない。先生に「こんど純正律のCDをもってきますから聴いてみてください」と薦めておいた。手術はあっという間に終って右目に眼帯、今日いっぱいはトイレと食事以外は目を使わずにひたすら休んでいるようにと言われる。
夜もやることがないので、CDばかり聴いた。メシアンの「トゥランガリ交響曲」7回目、エシュパイ「合奏協奏曲」14回目、これはジャズテイストあふれるすばらしい曲。1974年の録音というから驚く。シャルヴェンカ「セレナード」8回目、ザウアー「ピアノ協奏曲」8回目、この曲は3楽章がすばらしく瞑想的。これが有名にならないのはおかしいが、おかしいことは世の中にたくさんある。シンディング「交響曲1番」4回目、シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」とかけているうちに、いつの間にか寝てしまった。(この文章は口述筆記です。みなさんご心配なく。)