今日は熊谷在住のピアノ調律師戎居さんの所へ伺い、純正律音楽研究会の会報およびストリング誌への連載記事の取材。場所を聞くと秩父鉄道沿線だったので、これはちょうどいいチャンスと計画を立て、神田嬢を誘って朝8時半発の秩父特急でお花畑へ着く。駅で清雲寺のしだれ桜はまだOKと聞いて、武州中川駅へ。駅から10分ほど歩くと天然記念物の有名な桜はもう終わっていたが、あたり一面赤いしだれ桜が満開。とてもいい眺めだった。戻って次は長瀞へ。ライン下りの舟は水が少なく全く水しぶきなどなかった。以前来た時にはびしょびしょになったこともあったが、まあスリルだけではなく、静かな舟もまたよいものだ。駅へ戻り舟とは反対側の宝登山のロープウエイに向かう。ところがものすごい上り坂。途中で何度もやめそうになったが、やっと到達してロープウエイに乗った頂上の桜がまた見事な満開。無理しても来た甲斐があった。戻りの下り坂はまったく楽チンで、駅のそばのそば屋に入ったが、十割そばなどという名前に騙されて食ったそばはまるで量が少なく1000円も取りやがって!あれなら、へぎそばの方がずっとうまいし量も多い。また電車に乗り、熊谷二つ手前の石原駅に着くと、戎居さんが車で待っていてくれた。戎居さんのうちは、一見して何やら不思議な職業がわかるような造りでたいへんおもしろい。さて、本番のインタビュー。約1時間半くらい。いろいろと話して頂いて、収穫がたいへん多かった。この件については、いずれ会報等で報告しよう。終わって、また有名な熊谷桜堤に行った。さすがにもう桜は終わってしまっていたが、ここが満開だとたいへんな風景だということは容易に想像がつく。
帰りの電車の中でやっとマーサ・グライムズの推理小説読み終える。荒川遊園で読み出してこんなにかかってしまたが、眼の手術後初めて読み終えた本だ。これからぼちぼちとまた読み出そう。普通の日曜日ならぐだぐだと競馬をやって夕方ああ負けたなぁと言って酒を飲みにいくぐらいのもんだが、今日はうんと行動範囲の広い一日だった。