朝のCA-TV、Brittenの「ピーターグライムズより、四つの海の間奏曲」。Brittenをやるなんて、本当に珍しい。私の学生時代には結構はやった曲で読響のトラで演奏したこともある。聴いたCD、Sinding Vln Sonata No1,No3,各3回目。No1の3楽章がいいんでちょいびっくり。このCDは広島のNordic専門の店から取り寄せたんだけどそこのHPを見たら、ワンサと北欧のレーベルがある。チェックしていたらネイティヴの発音に驚いた。ノルウェイ出身で往年のワグナー歌いで全世界を風靡したKirsten Flagstad(キルステン・フラグスタード)が、シルステン・フラグスターと表記されている。SP盤時代の録音で、若いエリザベート・シュワルツコプフに代役として歌わせた逸物。つまり「雨に歌えば」を地で行ってしまったんだが、その女傑がシルステン・フラグスターとはねえ......。もう一つSinding Suite op10。この曲を出版しているPeters版の3楽章のカデンツァに重要なミスプリがあるんだけど、パールマンはじめ何人かはミスプリのまま平気で弾いている。音楽性を激しく疑わざるを得ないねえ。作曲の勉強していればすぐわかるのに。しかし今日聴いたCDのHennning Kraggerudはちゃんとミスプリを修正していて安心できる。この盤6回目。