朝のFMで、ニコライの「月の出の合唱」、美しい。ニコライは、ウィーンフィル初代指揮者で生存中はとても有名な存在だった。ワーグナーの「皇帝行進曲」。全然大した曲じゃない。CA-TVでオネゲルの「夏の牧歌」。とてもおおらかでいい気分の曲なんだけど、オーケストレーションがやや特殊だ。そして、ブルクハルトのヴァイオリン協奏曲。こんな無名のスイスの作曲家の曲をやるのはオケがスイスロマンドだからね。そして、MIDI作成。意外と時間がかかってしまい、なんとか間に合った。午後はGKの中原さんがモーツァルトのマスタリングCDのテスト盤持って来社。曲順変えたのがとても効果的で聴きやすくなった。聴いたCD,Gernsheim の Sym No1,No2,No3.こんなCDが出る(もちろん世界初録音)なんて、本当にびっくり。ブラームスの親友だったと言われているが、私はなぜかゲルンスハイムの室内楽の譜面を2曲持っているけど、とてもしまりがなく、メリハリも乏しく、三流の作曲家の実力をかいま見た思いだったが、この交響曲も全くしまりがなく、こんな曲を録音するなんて、よほどネタが切れてきたんだねえ。
事務所の裏に山長と言うスーパーがあって、そこのレジに外国人おばさんが働いている。アイルランド人と聞いていたので、今回のモーツァルトのCDに使っているアイリッシュハープのことを話そうと思ったら、彼女はなんと、フィンランド人だった。じゃあと、カンテレの話をし、私の作曲でCDを出していると言ったら彼女は大声を出して、大感激。日本で、カンテレのこと知っている人なんて初めてだ、というので、そのCDをあげるから、いいと思ったら宣伝してと言ってCDプレゼント。ぼくのことをただのヨッパラーチと思ってたんじゃないか、というと、音楽家とは思わなかったと。なんと、フィンランド語で酔っ払いのことをヨッパラーチという。少し発音は違うけど分かると言ってくれた。もともと大きな眼が飛び出しそうになるほど驚いていたなあ。