筝曲美音会のコンサート

懇親会で挨拶

今日は紀尾井小ホールにて筝曲美音会のコンサート。さらしとか千鳥とか段ものに混じり私の旧曲「ジャワリ」と丸山和範氏の「錦鱗賦」、そして今日のために私が書き下ろした邦楽アンサンブルのための「胡蝶の舞」の初演。全部で3時間半もかかるため、1曲目はパスして2曲目が「ジャワリ」。2002年の作曲だが、今聴いてもリキが入ってるなぁと自分で感心。懸命に三味線のことを考えて、結構緻密に書いていて、今ではこうもいかない。久しぶりに邦楽の作曲をやった熱が伝わってくる。またこの曲は三味線の人にも格段に受けが良く、もう私の手を完全に離れて、いろんな所でいろんな人達が演奏してくれている。また野澤さんのCDにも入っていて、彼もしょっちゅういろんな所で演奏しているということだ。あと古典ものはなんというか、ハイハイという感じだが、美音会の総大将、もう80前後のはずの西潟美渓さん(昭子さんの母上)のステージ姿がすばらしく美しく、存在感も抜群。昭子さんに言わせれば「化者」の面目躍如。