久しぶりに電車

気分転換は無目的に電車に乗るのが一番。地下鉄千代田線に乗り、とりあえずは新御茶ノ水で降り、秋葉原へ。私はこの旧交通博物館へ向かう下り坂が好きだ。危険と思いつつ、石丸のCD売り場を覗くと、デモ演奏でまた新しいボーイソプラノのCDがかかっている。そのジョゼフ・マクマナー少年と、ナクゾスコーナーにあった、バッハの「クリスマス・カンタータ集」を買う。ところが25日からNaxosが¥819から¥890に値上げとある。じゃ、私がいつも買ってる渋谷のHMVの¥1049てのはなんなのだよ。高いのを買わされていたのかぁ。渋谷までのバスの往復¥400、地下鉄往復でも¥380、地下鉄は乗れば13分だから遠くもない、などとブツブツ考えながら脚は自然と「ツクバエクスプレス」へ。天気もあまりよくない日曜で電車はすごく空いている。ゆっくり座席に座ると胃の下がスーっと平たくなっていく。いわゆる胸のつかえがおりる感じ。こういう無目的に電車に乗っている時がいちばんリラックスできる。今日は柏おおたかの森で降りて、東武野田線船橋へ向かう。柏で乗りかえて船橋までは初めて。こんな近郊線で未だに単線区間があって驚く。船橋からJRに乗り換え、浅草橋、そして都営線で浅草へ。もうやっていたおでん屋で一杯。そして神谷バーへ。さかんに話し掛けようとする回りの人を無視して、大崎滋生氏の「文化としてのシンフォニー1」を読後整理。くつろげた上に成果があった。