朝聴いたCD

ヴュータン、ヴァイオリン協奏曲No4.5。No4は大学時代、とても好きな曲で、フランチェスカッティのLPをすり減るほど聴いた。今回のはグリュミオーの演奏で、すばらしい。ヴュータンはヴァイオリンをオペラのプリマドンナに見立てた劇的な曲を書きたかったんだろうが大成功している。1楽章のテーマが4楽章で長調になるアイデアもいいし、なんといってもオーケストレーションが素晴らしく、冒頭もいいし、特に2楽章のハープは最高。それに比べ5番はどうじゃ、全く。私の芸大受験の二次試験の課題曲でもあって憎たらしくおもしろくない曲だ。
ライネッケとヘルツォーゲンベルグオーボエ、ホルン、ピアノのトリオ。木立の木漏れ日の中でまどろんでいるような平和で眠い曲。貴族のお遊びで書いたヘルツォーゲンベルグは作曲そのものが素人臭い。
午後は市ヶ谷のマーユさんに整体をやってもらう。帰って、原稿第四章校正。