昨日聴いたCD

することはないので、聴いたCD.ベルリーニの「夢遊病の女」。全編流麗なメロディが流れる。コロラチュラソプラノの活躍が目覚ましい。ヴュータンのヴァイオリン協奏曲No4.グリュミオーで2回目。この2楽章はまるでベルリーニの二重唱みたいだ。シンディングの交響曲No1,2.ハノーヴァーフィル盤で2回目。オーケストレーションがゴワゴワしている。ドニゼッティの「連隊の娘」いやあさすがロッシーニからヴェルディをつなぐだけあって、ベルリーニよりは軽妙で劇的だ。疑い深いという性格の悪いベルリーニからは敵視されたけど51歳で80前後のオペラを書き、1年間にオペラ・コミックとオペラ・セリア(シリアスオペラ)を両方成功させ、18曲を含む弦楽四重奏を始めとした膨大な室内楽を残したドニゼッティは物凄い早書きで、多才な人だったが、脳の病気で悲惨な死に方をした。「連隊の娘」は如何にもオペラコミック風で、舞台を見ていなくても充分楽しめる。