聴いたCD

シューマン弦楽四重奏曲No2.これは面白い。ニールセンの交響曲No1.まあまあ。No2<四つの気質>。1楽章の「胆汁質」は怒りっぽい性格で、金管がよく怒って面白い。4楽章の「多血質」は前向きな自己主張が活発さに溢れ面白い。ラモーの<遍歴騎士>。バッハと同時代なのに、オペラ作曲家だけに作風が全く違う。あまり面白くはないけど。シューマン弦楽四重奏曲No3。No2と両方ともいい曲だ。しかしスコアを見ながら聴いているとフレーズの頭が小節頭ではなく、必ず1拍前か後ろにずらしてある性格の悪さが見える。耳コピしても音の高さはともかく、リズムは取れないだろう。チャイコフスキーがライプツイヒに行ったとき、ライネッケから、あのシューマンが自分の曲の指揮ができなかったと言われて驚いているけど、さもありなんとも思える。しかし曲の香りの高さは群を抜いていて部屋の雰囲気も変化してくる。シューマンのピアノトリオNo1。4楽章は面白いし、1楽章の途中にあの時代には珍しいスルポンティチェロが出てくるのには驚くが、全体的には抜けが悪い。気分変えて山田耕筰の「長唄交響曲、鶴亀」4回目。バッハのマタイ受難曲1枚目。