聴いたCD

ヴィオッティ、ヴァイオリン協奏曲No9、3楽章の途中の思わぬ転調には驚かされる。ヴィオッティには多いケースだ。もう一つヴァイオリン協奏曲No10。ここまでで29曲ある協奏曲の約三分の一を聴いてヴィオッティの傾向が見えてきた。E-durを含むシャープ系が圧倒的に多く、ミーントーン的ではない。一曲は大体23分くらいで、1楽章が一番長く、遅い2楽章が大変短い。そして、3楽章にいたずらが多い。しかし、総ての曲は優美で流麗で聴くのが全然苦痛ではない。そこがドイツ系の作曲家(メンデルスゾーンを除く)と全く違うところだ。
安部幸明のシンフォニエッタ、3楽章のSLモティーフ、13回目。