新曲完成

明日が締め切り、つまり私が洗足へ行く日なのでそこでスコアを渡す約束。朝からずっとスコア書きに没頭。やっと、夜8時頃に完成。ああ、実にしんどい、時間のかかった仕事だった。曲名は「独奏ヴァイオリンと邦楽器のための千夜一夜物語」。お祭りなので楽しい曲をという西潟さんの言葉に、じゃあ、「シェへラザード」のパロディをやろうと言ったのが発端。その時すぐに書きだせば簡単に出来ただろうと思うが、書き始めたのはその2カ月後。何だかアイデアに新鮮味が薄れ、「シェへラザード」のパロディなんて面白いんだろうかと自問し始めたのが地獄の始まり。CD「玉木宏樹の大冗談音楽会」を始め、いろんな冗談やパロディをやり尽くしているが、最初に思いついたときにすぐに書き始めないと雑念が生じて全く進まなくなる。目が悪くなり譜面を書くスピードが落ちているが、それだけではない。要するに果たして面白いんだろうか、お客に受けるだろうかということに自信が持てないのでなかなか先に進めないのだ。大体どの程度受けるかというのはいつも予測できるのだが今回は書き上げた今でも予測がつかない。
完成したのに愚痴こぼしてどうするんだぁ。