聴いたCD

ハイペリオンがついに出した、忘れられたロマン派のヴァイオリン協奏曲集。多少期待したスタンフォード(1852~1924,アイルランド)のヴァイオリンとオーケストラの組曲。古風な曲調で、オーケストレーションもうまく聴きやすいが、展開力がない。似たような感じでは、タネイェフの協奏組曲の方が断然スケールが大きく、音楽的な差は歴然としている。自身もヴァイオリニストだったスタンフォードのヴァイオリン協奏曲。これは最悪。メロディも殆どなく、パッセージばかり。モチベーションが低いとこうなる典型例。