猛烈な疲労感

tamakihiroki2008-07-07

今日は洗足でアンサンブルの公開演奏をやる日だ。といってもすべて私が司会進行し演奏もすべてリードしなければならない。本来は水野さんの枠なんだけど、去年、私が呼ばれ、すべて私のペースでやったのが受けて今年もということなのだ。健康ならホイホイとやって、全く平気なんだけど、今回は病気が二十日を過ぎ、いまだ熱と下痢が続いている。そんな状態でなんでこんなしんどいパフォーマンスをやらなきゃいけないのかと思うと朝起きたときから気が重い。まぁ、演奏する曲のすべてが私の作曲、編曲なのだから、代役なんて絶対に考えられないし、それ以前に話を受けた以上の責任がある、などと考えていると、溝の口駅からの歩きが猛烈に苦痛になって来る。終わったらすぐに病院へ行かなければならないというのも、気が重い。スケジュールが押せ押せで、あさってはハープ二台とヴァイオリンの新曲の録音だけど、全くさらう時間がない。また土日二日間、目黒で親子のためのミニコンサートがあるのに内容を全く考えていないしピアノの小松さんとも打ち合わせと練習をしなければならない。そしてなによりも強力なのはストリング誌の連載原稿をいつ書けるかということだ。
何度も書くが健康だったらこんなスケジュール大したこともなくこなしてきた。しかし今回だけは大ピンチだ。微熱と下痢が続き、大幅に思考力と集中力が落ちているため自分が何をやるのかやるべきなのかの判断力がなくなっている。そんな状態で洗足まで歩いているうちパニックになりそうになって、はっと思いついてストリング誌の青木さんに電話して今月の原稿落っことしてもいいかとお願い。彼はだいたい私のブログは読んでいるので一応、だいぶ良くなったんじゃないですか、との突っ込みはあったけど、基本的にはOKしてもらえた。私はダメモトで電話したのだからこのOKは本当にありがたい。いっぺんに気分が楽天的に変化し、演奏もうまくいきそうな気分になり大学についた。広場では短冊が風に揺れている。そうか、今日は七夕なんだ。