アンサンブル公開演奏

学生は50人くらいか。 立って演奏するのは苦痛だけどそうも言っていられない。最初はバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ。これが弾き出すと、会場のエコーがとても快適で自分の演奏がとても良く、これはうまくいきそうだと思ったが、おしゃべりヴァイオリンやお名前で作曲の即興演奏をやっても全く学生は無反応。弦楽器の学生が殆どいなかったからかも知れないけど、この生きたフリした死骸はなんなんだと腹が立つ。私は以前桐朋短大の全科の学生相手に「純正律」の講義をやったことがあったがそこでも音楽専攻生は無反応。一番活気があったのは演劇科だった。当然だろう、自己主張と目立ちたがりでないと、演劇なんかやっていけない。なにか質問はないか、などというと大変、音楽の学生は腑抜けなのに演劇は殆ど全員が手をあげる。当てると一瞬困った顔してすぐに立ち直り、「先生の本当の歳を教えてください」なんて言う。質問なんかないのに手をあげているんだ。これをみても日本の音楽教育は一切質問を許さないがんじがらめの去勢教育なんじゃないだろうか。
水野さんとのDuo Vln。Vlaの古川原さんが入って私の作曲、「踊るサチカ」等をやり、チェロの」茂木さんが入って弦楽四重奏。最後はバッハの「シャコンヌ」でもりあがって終わった。みなさん、ありがとうございました。