今朝NHK衛星で、N響演奏会。トゥール「アディトゥス」。音の積み重ねと余韻をメインにしたユニークな曲。続いてプロコフィエフのピアノ協奏曲3番。私は以前日本の陰旋法を使っているこの曲を好きだったが、今日の印象はただうるさいだけ。CDは、ニールセンのVln Con,Fl Con,Cla Con他,オケ曲。ニールセンは実に油断のならない曲ばかり書く。私は特に最後の曲と言われているCla Conが好きだ。ニールセンは性格描写が好きだったと言われているが、このCla Conを委嘱したクラ吹きはとても怒りっぽい人。で、随所で小太鼓が暴れ、怒りを顕にする。ショスタコにも影響を与えた書法だ。
昼、初台のオペラシティの中の近江楽堂へ。7/8のモーツァルトニコンの下見のため。ハープの高木さん、高田さんも合流し見学。かなり変わった会場だが、良く響きそう。帰ってすぐに7/8用の譜面整備。2曲編曲。そうこうしてるうちに6時になり、神宮球場でヤクルト・ロッテ戦が始まったことをラジオで知り、たまらず、ロッテの完全優勝をみるためタクシーで神宮球場へ行く。外野に入ったら2回表。何かと話題の多いロッテ応援団のまっただなか。黒ずくめはやや不気味だけど、応援旗、鐘、太鼓、ラッパ、一切なく、良く揃った掛け声と歌だけ。特に印象的なのが、敵のピッチャーが投げようとするとウォーっと丸で高校野球のような雄たけび。この整然たる応援は以前のロッテ応援団とはまるで違い、球団の実力以上になんらかのプラスアルファがあるはず。この声援バックにロッテは完全優勝、おめでとう。パセ交流戦は大成功だったね。だって始めと終わり、私自身何年と行かなかった球場へ2回も行ったもんね。私の作曲ははかどらんが、まあいいか。