今日は休日なので、CDの整理に邁進。Dallapiccola パガニーニによるソナティナ・カノニカ他。私はドデカ(12音)は不得手だが、ウェーベルンとダラピッコラは好きだ。もろ調性のタルティーニアーナ2番が面白い。ショスタコ、No7、1楽章の真ん中辺の「チチンプイプイ」ガ有名な曲。でもこのゲルギエフ盤ではすべてがすばらしい。私はこの曲の良さを理解していなかったようだ。Monteverdi マドリガル集、NAXOS盤の16Trがなんと、中田喜直の「チッチャイアキ」の頭と全く同じ。偶然だとは思うけど、「雪の降る街で」の前科もあるしなあ。コーラスは良くハモっていて、うまいゴスペラーズみたい。早坂文雄 Pf Con,「右方と左方の舞い」「序曲」。今の日本の作曲界の礎を築いたのは、伊福部さんと早川さんだとは良く言われるがこの二人が北海道で、伊福部さんがヴァイオリン、早川さんがピアノというDuoでいろんなところを回ったというのは知らなかった。で、作品のこと。Pf Conは1楽章が長すぎる。ほとんど転調しないのは一見私と似ているが、私の場合はモードが中心なので、やはり全然違う。「右方と左方の舞い」「序曲」。これは今となっては古臭く聞こえるのは致し方ないか。ドイツ退廃派音楽として、シュレーカー「王女の誕生日」シュールホフ「夢遊病者」ヒンデミット「悪魔」。シュレーカーはなぜか、エロとして糾弾されたが音楽は別に急進的とは思えない。シュールホフは共産主義ユダヤ人で、収容所に送られた。ダダイストとして有名でジャズにかぶれたが、もちろん今のジャズではなく、ダンスミュージックのことだ。ヒンデミットは有名だがこの中では最悪だ。