音階本の校正

夜本格的に校正開始。一冊の本として序文から解説を読んでいくと物凄い内容を書き連ねている。ストリング誌の連載の時は細切れだった内容と言葉がすごいエネルギーで迫ってくる。音階の内容とともに解説もまた「革命的」だ。改めて驚いている。私は60過ぎだが決して有名じゃない。有名になるチャンスは何度もあったが、自分から逃げ回ったこともありそれ自体を反省してはいないが、時々不便に感じるときはある。そんな自分だから、こんなに過激なことを書いても無視されるかも知れないなあと思いつつ、でもこの本はやっと自分の代表作になるかも知れない様な気がしてくる。もちろん私は純正律がライフワークなんだけど、最近ではなんとなく純正律のことを言う人が増えてきてそれはそれでいいんだけど、今では日本人で純正律の言い出しっぺだったのに、なんだかワンノブゼムに埋没するのかなと言う気がしないでもないが、ことこの音階本は絶対に他の追随はないだろうと思う。青木さんが事前に楽器屋さんに行ってこの音階本を説明するととても関心を持ってくれる人が多いとのこと。嬉しいかぎり。ヴァイオリンだけでなく、いろんな楽器の人にも知ってもらいたい。また、よくこんな本を出してくれるレッスンの友社、青木さんにも感謝感謝である。