石井宏「反音楽史」

石井宏「反音楽史」を読み終わった。激しいドイツ絶対音楽史批判。そういう意味ではこれから書こうとしている原稿の足しにはなるし、知らない面白い話も満載なんだけど、どうしても芸大閥に対する恨み節が充満していて、憤怒の情念が見えすぎる。それに、音楽史を大批判してもその向こうに対する提言が全くない。いまさらガーシュウィンを聴けってか。オイオイ!