朝のFM

朝のFMでとても珍しい演奏を聴いてしまった。曲はサン・サーンスのピアノトリオNo1で、曲はいいとしても、演奏者がすごい。1953年録音で、Vlnがコーガン、Vcがロストロポーヴィチ、ピアノがレフ・オボーリンだ。1953年といえば、私が10歳で、まだヴァイオリンを始めていない。その後、高校時代はよくコーガンを聴いたものだったが、今回はガッカリした。長い音符を強く弾き、短い音符をおろそかにしていて、私が連載しているストリング誌では、最もやってはいけないことと強調している、オボーリンはその逆でロストロは中間。どうしてヴァイオリンはこうなるのかなあ。